カウンセラーとして考えた不倫・離婚騒動のこと

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今、離婚の相談がとても増えてきています。ですが、離婚する人が増えてるということではありません。コロナ禍の混沌とした世の中で、夫婦関係や家族関係がぎくしゃくしてしまっているのです。
 家族それぞれにストレスが溜まってしまい、ぶつけどころが見つからず、結局、家族にぶつけてしまっているのかもしれません。そうした状況もあって、このところ夫婦相談、家族相談が増えています。
 そんな中、元日本代表のアスリート女性の不倫問題も含んだ離婚問題が、今話題のニュースとなっています。この騒動を、離婚カウンセラーとして、夫婦問題カウンセラーとして分析します。
 この件で、まず、気になったのが指輪のことです。彼女は結婚指輪を外しているといいます。女性というのは、神様に誓って結婚指輪をはめたなら、些細なことでは外さないものです。相手が嫌いになるまで外さないはずなのです。そう考えると、彼女が結婚指輪を外しているという行動は、夫に決別し、離婚を決意しているという気持ちのあらわれではないでしょうか。
 また、夫からのモラハラがあったのでは、ということも問題になっています。夫婦間のモラハラについての相談も、増えてきています。離婚を考えてしまうほどのモラハラを受けているのならば、それが日々ボディブローのように効いてきて、妻は弱ってしまいます。また、自分の考えを肯定する自信さえも失くしてしまうのです。そして結果、病気になってしまう方も少なくありません。つまりは夫のモラハラがひどいケースでは、妻の浮気はまずありません。逆にいうと、弱ってしまっている妻が浮気をしているケースでは、夫のモラハラが酷いとは考えにくいものなのです。 
 もう一つは、彼女が国際結婚であるという点です。国際結婚では言葉の壁や文化の違いが問題になりやすいものです。憧れや興味も伴って、初めに抱いたイメージで結婚したものの、その後に感じたギャップで離婚になってしまうケースが多いようです。彼女の場合ですが、お相手は台湾の方です。台湾は家族をとても大切にすることで有名な国です。私が台湾の友人に聞いた話では、子どものことには何でも親が出てくるそうです。離婚となれば、なおさらでしょう。国際結婚での離婚は、特に慎重に運ばなければいけません。彼女の場合も離婚となれば、乗り越えなければならない問題も出てくるかもしれません。
 私もカウンセラーとして、結婚・離婚・再婚を通して、相談者の幸せを応援していきたいと考えています。 常に相談者の幸せをモットーに信頼できる相談室つくりを頑張っていきたいと思います。

この記事は私が監修しています | 夫婦問題研究家 岡野あつこ
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