関係性を修復したいのなら、「相手軸」に立って考えること

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私のサロンに来られる相談者の方には、「パートナーの気持ちがわからない」という方がおられます。様々な事情がありますので、一概にはいえませんが、「わからない」のではなく、理解しようとする気がないのではないかと思えてならないのです。
そうした方たちの問題の多くのケースでは、自分のことだけで頭がいっぱいになってしまっていて、相手のことについては二の次になっているようなのです。そうした夫婦間の問題を解決するためには、まずお互いが相手を理解することから始めるべきです。

相手を理解するためにとくに大切なことは、「相手軸」に立って考えるということです。そのためには、今の相手の状況や職場の人間関係、そして性格や生い立ちに至るまでを考慮して想像することが必要です。たとえば、相手からの強い暴言であっても、相手の現状や過去の出来事を慮れば、やむを得ないと思えることもあるのではないでしょうか。

「相手軸」に立って考えるということが身につくと、今まで「相手のために」と思って言っていた言葉や行動、態度も変わってくるのではないでしょうか。「相手のための優しさ」だと考えてしていたことが、実は「自分に対しての優しさ」だったのかも知れないのです。「自己愛」ではなく「利他愛」を学びましょう。

「相手軸」に立って相手を理解することが、相手を許すことにも通じます。許すことができれば、ストレスからも開放されます。こうしたスキルを身につけたことで、パートナーとの関係が修復できたという夫婦のケースは少なくありません。
なかには、相手を許すのは一方的に自分だけが譲歩しているようで悔しいと思う方もいるかもしれません。でも、相手を理解し許すことで救われるにはあなたなのです。

パートナーとの関係性を修復するためには忍耐、我慢することだと捉えている人は多いようですが、我慢には限界があります。我慢を続けたあげく、突然、限界がきて爆発してしまい、結局夫婦関係を壊してしまうという最悪のパターンもあるのです。

あなたがパートナーとの関係性を修復するのは「あなた自身が幸せになる」ためです。幸せに生きるという自己実現のために必要ならば、「相手軸」に立って相手を理解し、許すことは決して悔しいことではないですね。

この記事は私が監修しています | 夫婦問題研究家 岡野あつこ
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