夫婦関係がこじれていくプロセス 2

前回の「夫婦関係がこじれていくプロセス 1」の①~⑥の各プロセスにおいて、どのように対応すれば「離婚」という最悪の結末に至らないのかを考えていきましょう。

本来の修復策は「②短所発見期」に、ていねいに相手と向き合って、お互いに言葉を選びながらしっかりと話し合いの時間をもうけて、夫婦間のルールを作っていくことがよいでしょう。この時期であれば、大きなこじれにはなりません。
また「③ケンカ期」の段階に進んでしまっても、まだ深刻な状態ではありません。夫婦が口ゲンカをしているうちは、まだお互いが関係を続けていこうという熱量(エネルギー)がある状態です。まだまだ修復できるレベルです。お互いが感情的にならずに、「どうしてほしいのか」「何が問題なのか」をしっかりと話し合うことです。

ところが「④コミュニケーション不全期」になってしまうと、やや深刻な状態になってしまいます。お互いの修復への熱量は減退してしまい、会話の量も比例するかのように減退してしまっています。「この人とはわかり合えない」という諦めに近い状態になり、虚しさを感じ、落胆している状態なのです。ですが、まだ相手への気持ちが残っていることも多いので、修復は可能な状態にあるといってよいでしょう。ですから、ここでも修復する努力を怠らず、相手に歩み寄る気持ちを失わないことです。
これが「⑤ドンヨリ期」に入ってしまうと、一気に諦めモードに進んでしまうので、修復は難しくなります。ただ、この段階に入っても、子どものことや世間体を考え、また経済的な事情によって、「離婚」を選ばずに「仮面夫婦」となってしまうことも少なくありません。
そうした状態になったとき、「仮面夫婦」でいいと諦める方もいれば、「仮面夫婦」に虚しさを感じながらも諦めてしまう方、諦めきれないと奮起する方、いろいろな方がいらっしゃいます。ただ、「仮面夫婦」であっても、一緒に暮らしていれば縁はキレていないと考えられるので、まだ修復の余地はあると私は考えます。

では最後に「⑥生理的嫌悪期」の段階に入ってしまったら、さすがに末期的だと考えます。相手の存在自体が疎ましいという状態であれば、一緒に生活すること、暮らすことが苦痛になります。生理的に受け入れられない相手を受け入れようとすることは極めて難しいでしょう。

夫婦関係の修復を望んでいるのであれば、今自分がどの段階にいるのかを把握しておくことがとても大切です。そのうえで、客観的にみることができれば、今すべきことがわかるはずです。

この記事は私が監修しています | 夫婦問題研究家 岡野あつこ
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