離婚する理由

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結婚したときに、どうして結婚したいのかじっくり考えてみましたか?
若さのあまり勢いで結婚しちゃったとか、焦っていたなども理由の
ひとつではありますが、そのなかでも、相手のよい点を具体的に
いっぱい挙げて、自分を納得させませんでしたか?

では、離婚したいのはなぜですか?と問われたときに、
大きな理由はひとつあるのでしょうが、ほとんどの場合、
つもりにつもった不満がたくさんあるものです。

大きな理由は暴力だったり、金だったり浮気だったりするのですが、
浮気はしているが金はたくさん入れてくれていて変わらずに
自分を愛してくれている自信がある。

または生活に何の不安もないならば、
「すぐに離婚!」となるのでしょうか?
まずは相手の心を取り戻す努力をしませんか?

浮気=離婚なのは、相手の心とともに自分の愛情も冷めていることに
気がついてしまったからではないでしょうか。

ギャンブルで借金まみれになった=離婚という結末には、
借金そのものの苦痛ではなくて、家庭生活を顧みない態度が根本に
あるのでしょう。

大切な友人の保障のための借金でしたら、
愛する家族が即離婚ということにはなり得ないでしょう。
離婚理由には様々ありますが、複合的なもので健康な生活に歪みが
でてきたということです。

データが出回っていますから、若い世代の中には、
結婚しても3割くらいは上手くいかないよ・・・と最初から
知っています。

まさか自分たちのカップルが・・・というよりは、
「何らかの事情で別れる可能性がなくもないな」ということが
世代的に浸透しているのです。

当然、離婚が悪い事だという意識も薄くなってきていますから、
お互いの合意を得ることも比較的簡単になっているのでしょう。
子供の世界の中でも、離婚は特別な事件ではなくなりつつあります。

母子家庭という言葉が当たり前のように認識され、
片親家庭だからという偏見も少なくなっています。

まだまだイジメの事実の根本的な部分では、片親による育児の精神的な
つらさがあるのかもしれませんが、親子ともに協力し合って頑張っている
家庭も多くあります。

具体的な離婚理由

最高裁判所が司法統計のひとつとして離婚理由のデータを出しています。
家庭裁判所における離婚申し立て(調停)の動機として多いものは、
「性格の不一致」です。これは何年も不動のトップ理由です。

このデータは申し立てた人が、主な理由を3つ挙げたものを調査して
いますので、理由が重複しています。ほとんどの離婚理由は
ひとつだけではないということです。
性格の不一致とは非常に幅広い現象をさします。

実際にはなぜ離婚にいたるまで気持ちがはなれてしまったのか、
よく理由がわからないことがあるのでしょう。

結婚生活とはお互いが暮らしていくために協力し合って許しあって
妥協し合って、支えあって生きていくことだったのだと、
離婚をもってようやく知る人も多いのではないでしょうか。

常に離婚の理由とされる事柄ベスト5は、次のものです。

1、性格の不一致
2、暴力
3、異性関係
4、経済力
5、精神的虐待

その他の問題として次のようなものがあります。

・嫁姑、家族問題
・性の不一致(セックスレス、性的異常)
・宗教活動
・浪費、借金・破産などの金銭関係、自己破産
・生死不明
・病気(難病、育児ノイローゼ、精神病・鬱病)

この記事は私が監修しています | 夫婦問題研究家 岡野あつこ
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