離婚とはどういうことでしょう

更新日:

さて「離婚」ということをできるだけ、正確に表現できるように、
辞書で調べてみましょう。

《離婚(りこん)とは、生存中の夫婦が、有効に成立した婚姻関係を、
婚姻後に生じた事情を理由として、将来に向かって解消することをいう。》

簡単に言い直しますと、法的に結婚している夫婦がその関係を
解消することです。ですから法的には認められていない内縁関係の夫婦が
分かれたとしても離婚とはいいません。

夫婦別姓がなかなか法制度にまで結びつかず、自立も求める女性の中には、
入籍しない事実婚を選ぶ人も多いといいます。そういった場合、
生活を別にすることがあっても「離婚」とは言わないのです。

また婚姻関係の成立に疑いがあるときは、
婚姻の無効・取消しとなりこれも離婚とは違います。

離婚に向かって

修復に向かって努力はしてみたものの、
やっぱり離婚の道を選んだとします。でも後悔はないですよね。
心がモヤモヤしている状態は決して健康であるとはいえません。
別れて傷ついたとしても、かならず傷は癒されるときがきます。

結局、自分の人生は、自分で決めて生きるしかないのだということを、
このタイミングで学んでいることでしょう。離婚するということもまた、
新しい生活への一歩を踏む出すことです。

過去を消したい、やり直したいと思って決別する婚姻関係ですが、
ほんとうにあなたの心から消え去るわけではありません。

そしてこれから離婚についてどのような手順が必要なのか
調べていくわけですが、ことが進むにつれてたいへんな労力が必要だと
いうことを実感されていくでしょう。

離婚を経験された方の多くが結婚よりもエネルギーを使ったといっています。深い傷を負ったあなたが、離婚という経験を糧にし、凛とした人生を送ることが出来ますように願います。

この記事は私が監修しています | 夫婦問題研究家 岡野あつこ
タイトルとURLをコピーしました