離婚件数が増加している昨今、離婚した女性(男性)が
実家に戻るのは、珍しいことではなくなってきました。
それでもまだ「出戻り」などといわれ、周辺の視線に耐えなければ
ならないもの事実です。
また味方になりえるはずの家族にさえ、冷たくあしらわれる事さえ
多々あるといいます。
実は身内ほど真実を容赦なく追求する厳しさがあり、
ふとしたことで意見や価値観の違いを感じてしますと、
離婚以上に傷つくことにもなりかねません。
自由な時代といいつつも、まだ離婚を「失敗」としてとらえる
傾向が強いのです。本来は個人の生き方のひとつとして尊重されたい
ものなのですが。
本当は離婚したからといって、実家に戻るのではなく、
新しい生活を築くのが一番よい方法なのでしょうが、
経済的にまた子育てのサポートとして、身内の援助が得られる
ということは、とてもありがたいこと。
特に子供が多感な時期を迎えるころの離婚ですと、
家の中で話し相手がいないことが非行に走らせたり、
どこか心に悩みを抱えたまま問題のある大人になってしまう
ことがあるといいます。
また実家で生活する場合には児童扶養手当の審査に、
同居家族の収入が影響してしまいます。あなたの収入が少なく
生活に困っていても、親が働いていると手当てが受けられないのです。
実家に戻るということは、その親が子供と孫の生活の保障をする
ということ。いちど戸籍を離れてしまったもの同士は、
肉親であろうともお互いに礼儀を忘れずに生活しなければいけません。