仕事を持ちましょう

離婚後にどのように生活をしていくかは、夫にしても妻にしても
同じ悩みです。しかし、ずっと安定した収入を得ている男性に比べると、
いったん家庭に入ってしまった女性などが一人立ちするとなると
たいへんな心配があります。

中高年の再就職事情は甘くなく、生計を維持することに頭を悩ませる
ことになります。

特に小さな子供を連れた女性などは、子供の将来にわたって
必要な資金がたくさんあるので、早く安定した職業を見つけなければ
なりません。

まずハローワーク(ホームページ http://www.hellowork.go.jp/)に
相談しましょう。

また収入や雇用条件などで、より良い就職先を探すために
自己努力も必要です。再就職に有利な資格を取得するなど、
離婚後の生活のための準備をするなど計画を立てておきましょう。

☆ホームヘルパー
お年寄りや障害を持つ方の生活の手助けをする仕事です。特別養護老人ホームや、民間の在宅介護サービスセンターやデイサービスなど幅広くあります。資格がなくても出来る範囲の仕事もありますが、資格は試験ではなく、講義を受ける実績重視のものですので、取得しておけばよいです。また家事などの実経験を生かせる内容なので、専業主婦であった人でも自分を生かせる職業です。

☆医療事務
医療関係(病院や、薬局)などでは、看護師や薬剤師とは別に、事務業務を行うための専任者を雇います。診療報酬請求したり、カルテ管理や会計業務など、医療専門のスキルが必要です。専門知識が必要なだけに、収入も安定しており、またパートなどの求人も多くある職種です。

☆保育士
保育士といえば、保育園や幼稚園の先生といったイメージですが、実に活躍の場合が広く、保育園、養護施設、精神薄弱施設、肢体不自由児施設、乳児院、母子家庭寮などで、資格を生かせます。自分の子育てと平行できることや、また子育てのキャリアを生かせることから、子供をもった母には有利な職業でしょう。通信教育でも資格の取得ができます。

☆簿記
現金の収支、代金の決済など、会計のいろいろな計算や記録する仕事。専門能力として、評価が高く必要とされています。逆に言えば、総務や会計関係に就職する場合必ず持っていないと不利だといえます。

☆公務員
男女、年齢を問わず平等な職業です。仕事時間がはっきりしていますが、その分パートや時間給などという形態も少なく、定職として考えるべき分野です。しかし、育児休暇やなど公的制度はどの会社よりも安定していますので、働きやすいともいえるでしょう。公務員試験があり、どの分野で働くことができるかは様々です。

この記事は私が監修しています | 夫婦問題研究家 岡野あつこ
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