夫婦間での大切なコミュニケーションツールの1つは言葉です

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夫婦間での大切なコミュニケーションツールの1つは言葉です。
 このツールは使い方を間違えると、大きなトラブルのもとになります。また、使い方で一瞬のうちにハッピーになったり、ということもあります。
 夫のちょっとした一言が、妻を深く傷つけてしまい「もうこの人とは暮らせない。この人のために家事をするのもイヤ!」とまで思わせてしまうことがあるのです。
 妻を幸せにするも不幸にするも夫の言葉次第といってもよいかもしれません。何気なく妻を傷つけるような一言を言ってはいませんか? 夫のムシャクシャしたりイライラしているときの何気ない一言が、妻を不幸のどん底に陥れてしまうこともあります。以下は、私の離婚相談者たちから聞いた、妻を不幸にし、離婚までもを考えさせた夫の一言です。
・「誰のおかげで生活がっできていると思っているんだ!?」
・「おまえは、いつも気楽でいいよな」
・「おまえの教育がなってないから子どもの成績が悪いんだ!」
・「誰に向かってモノを言っているんだ!?」
・「おまえは余計な口出しするな!」
・「浮気は男の甲斐性だ!」
・「文句があるなら、お前が出て行け!」
 読んでいるだけでも、腹が立ちますね。いまだにこんな発言を平気で妻にぶつける夫たちがいることに、驚いてしまう方も多いでしょう。じつは妻を傷つけたことに気付いてさえいない夫も多く存在しているのです。
 こうしたモラハラ暴言も、夫婦間に信頼関係があるあいだは、「いつも口が悪いから」と許せたり、ぱあっと言い合いをしてストレスを発散したら、仲直りして収まるを繰り返しているうちは大丈夫です。しかし、夫婦関係が悪化しているタイミングで言ってしまうと、妻はひどく傷ついて、離婚までを考え始めてしまうのです。
 こうしたマイナス面をもちながら、言葉には夫婦関係の潤滑油というプラスの面があります。思いやりにあふれる言葉を相手にかけることで、お互いに幸せになることもできるのです。
 世の夫の皆さま、妻にそんな言葉をかけてあげていますか?
 以下は妻とやり直したい夫たちにアドバイスしている岡野流の妻を幸せにする言葉です。
・「愛しているよ」
・「おまえといると気が休まるよ」
・「いつもありがとう。キミには感謝しているよ」
・「おまえと結婚してよかった」
・「キミの作るメシが一番うまい!」
・「疲れてないか? 無理するなよ」
・「俺ががんばれるのもキミのおかげだよ」
 妻は夫の何気ない一言で「何て不幸な結婚をしてしまったのかしら?」ということがあれば「何て幸せなのかしら?!」となることもあるのです。妻を大切に思っているのなら、言葉にも愛情をかけて下さい。「言わなくても分かるだろう?」というのは夫側の慢心です。
 妻に優しい言葉をかけましょう。とても簡単なことですよね。何気ない一言で妻を幸せにできるなら、夫は出し惜しみをせず、どんどん優しい言葉をかけましょう。 妻が幸せを感じながら毎日を送ることは、夫自身の幸せでもあるはずです。

この記事は私が監修しています | 夫婦問題研究家 岡野あつこ
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