離婚か修復か迷ったとき、子供や家族が離婚に反対ならば、
修復の道を考えてみることもひとつの選択です。
もしも修復できるチャンスを逃して、簡単に離婚の道を選んだとすると、
後悔の元になります。
迷いや解決に対して、精一杯の努力していない決断は、
けっきょくあなたに理由があったのかもしれません。
金銭的に生活が成り立っている、努力している
実生活には金銭問題がおおきく関わっています。
より豊かで楽しい生活を求めていたのに、思ったより楽しくない
というのは、結局相手の経済力を求めているということです。
本当に愛にあふれているカップルというのは貧困に負けません。
お互いが生活のために努力しているのならば大丈夫。
家庭に生活費を入れなくなったときが問題です。
家族を養うという基本的な責任を放棄するということは、
離婚の意思が見えているという判断にもなるでしょう。
家に帰って来る
家にいるということはスペースが狭かろうが肩身が狭かろうが、
そこに居場所があるということです。価値観や感じ方は人それぞれ
なのですから、もしあなたが意地悪をしてわざと居心地のわるい
リビングにしたとしても、相手はそんななかにも自分の居場所を
見つけようとしているということです。
また浮気をしていても帰ってくる、実家に逃げてもまた帰ってくる
というのは結局そちらが自分の居場所ではなかったということ。
まだ修復の可能性はあります。
しかし別居状態が長く続くということは、新たに居場所を見つけられたのかもしれません。
浮気をしていない
相手が浮気をしているときというのは、第三者の気持ちがからんできますから、非常に複雑になります。
「浮気」という字からも、一時の気まぐれや遊び感覚のことが多いのですから、その時を乗り越えることも解決方法のひとつ。
しかし、夢中になっている時期に修復関係を迫っても、なかなか難しく大変なことです。離婚を考える原因が浮気でないことがいいのですが、残念ながら浮気が原因だったとしても、その時期を乗り越えていると、修復に向けた気持ちや、また決別するにしても冷静に考えられることでしょう。
子どもやペット、持ち物を大事にしている
昔から「子はかすがい」といって、夫婦間を結びつける大きな存在です。どちらの親にとっても、子供は可愛いし成長を自分の目で見届けたいもの。
離れてしまった心を結びつけたり、我慢させたり、大事な存在です。
また子供が大反対をしていて、その傷の深さを考えると、自分たちの関係を修復するほうがよい道だと考えることもあります。ある程度の年齢にくると子供も子供なりの視点で親の生活を見ているものです。本当に離婚したほうがよい場合には、子供のほうが冷静な判断を下す場合もあります。
また子供のように可愛がっているペットや、大事にしている樹木や、2人で頑張って建てた家。冷静に考えてみれば、2人で協力してきた痕跡がたくさんあるもの。お互いにそれらを大事にしてきた事実があれば、もしかしたらもう1度相手の心をだいじに考えることができるかもしれません。
しかし、これがキレて熟年になって妻が家を飛び出す「熟年離婚」という現象がとても増えてきているといいます。
暴力があるか
暴力というのはひじょうに厄介な問題です。身体に苦痛があるのならば、まずは離れるべきです。しかし、DVの場合、愛情が余って暴力になるという複雑な心の問題も抱えています。
また相手に問題はないのに、親族による苦痛が大きいというケースも多々あります。命が危なくなるような暴力でしたら、愛情云々いってないで、離れないといけません。
しかし、心がつながっている場合、周囲が、肉体的に危険があると判断しても、本人が戻ってしまうこともあります。自分の身の安全を守るために決別しなければいけない気持ちもあります。
暴力を振るってしまう人というのは、相手ではなく自分の心や育ち方に何らかの問題を抱えていて、なかなかその習慣をやめることが出来ないことが多いそうです。修復を繰り返しながら結局は離婚という結末がみえてきます。
相手の身近な人が、味方になってくれる
相手とうまくいかなくても、相手の親や兄弟とは、とてもよい関係のこともあります。パートナーには何の問題もなくても、嫁姑の中が険悪なため離婚へ進めてしまうことはよくある話。
パートナーの不貞を親族が守ってくれることで、乗り越えられたという話もけっこうあるケースなのです。いちばん修復の可能性があるのは、2人の味方が多いカップルのケースでしょう。
今の問題は長期化しているか
あなたの今抱えている悩み事が、一時的なものであるのか、もう根本的なものなのかを、よく考えなければいけません。
たとえば、離婚理由でもっとも多い「性格の不一致」というのは、もう2人がどんなに努力をしてもどうしようもないことです。
しかし借金や浮気など、生活の中で起きてしまった事件は、一時的なものかもしれません。
長い結婚生活の中で、常に盛り上がっていたときの感情を維持するのは不可能なこと。しかし長くいることのなかで時間が育む愛情には波があります。
この困難を乗り越えることで、また愛情が深くなっていくこともあります。なんども困難を乗り越えてみるのも夫婦。ピンチが絆を深めるチャンスだと考え方を転換してみることができますか?